ネットの速度と自意識の拡大
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本当にそれは自分が探求すべきものなのかというのは、常に問い続けている。消費されない強さを持ち得るか、インスタントな快楽に逃げていないか。
— 菅俊一 / SUGE Syunichi (@ssuge) July 20, 2020
「面白い」という言葉は厄介で、すべてをひとまとめにしてしまう解像度の低い言葉なんだよな。だからこそ、学生にも自分にも「面白いと感じた理由やその中身・内実」について何度も何度も問うようにしてる
— 菅俊一 / SUGE Syunichi (@ssuge) July 20, 2020
こういう問いかけをしながら、悩み、一つずつ試しながら探っていくことが一番尊く貴重な時間なので、バズるとかそういうことには囚われないで欲しいなと思う。バズったかどうかはあなたの探究しているものの価値とは何の関係もないし、あなたが探った経験や気づいたものの意義が分かるのは今ではない
— 菅俊一 / SUGE Syunichi (@ssuge) July 21, 2020
この場所や文化は「今すぐココ」の価値を過剰に示して襲いかかってくる。そこに焦ったり悩んだりする気持ちはすごく分かる。でもそれは価値基準の全てではない。
— 菅俊一 / SUGE Syunichi (@ssuge) July 21, 2020
ネットの速度の拡大は、自意識の拡大(肥大化)と結びついているのか。
バズることに価値を置くとは、どういうことか。
価値の判定基準を、他者に、しかも顔のない(誰性(who)を持たない)有象無象にゆだねている状態。
消費されることが前提で、消費され尽くされないように、新しいアウトプットを次々と送り出す。そのために、自己をすり減らす。蓄えるための時間を代償にして。
『遅いインターネット』 『積読こそが完全な読書術である』
Author rashita
LastMod 2020-07-21