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第百二回:Tak.さんとLogseqと、面に配置することについて 作成者:うちあわせCast

ほどほどが大切とは言え

「ほどほどが大切、バランスが重要」というのはそこまで突飛な話ではないだろう。一方で、その実践は簡単ではない。

まず、バランスは取るものでありとり続けるものだから継続が必要となる。にもかかわらず、生産的な活動ではないのでそのコストが高く感じられる。全体的に維持するのが難しい。

加えて、どの辺りがちょうど良いところなのかが事前にはわからないし、経年で変化することも考えられる。マニュアル化が難しいというわけだ。

結果として、バランスが大切だと分かっていても、徐々にそこからずれてしまうことが生じる。そこをどう考えるかがノウハウでは大切ではないか。

道の存在可能性

刹那の切り刻みの中では、「道」は生まれようもない。

『多様性はどこに行った?』

正義を語る人の主語が急に大きくなることで、「私が認める価値観以外はその存在をいっさい認めません」となりがち。

自分の庭

自分の庭を耕すのです。自分の庭だって世界の一部には違いないのですから。

生産性の前提

「生産性」という言葉の後ろには、「毎回同じようなものを作ること」が想定されている雰囲気がある。

逆に言うと、生産性向上への過剰な特化は、同じようなものしか作れなくなる、という怖さを感じる。

その意味で、何かを作るプロセスそのものをRe:vision的に動かし続けておきたいような気持ちがある。

内側と外側のノイズ

文章を書くときに音楽を流すのはノイズを遮断するためなんだけど、それは外部からのというよりは、むしろ内部からの、という意味合いが強いのかもしれない。

思索の進め方

1.現象を観察する:出来事に目をむけ、何か面白いものを見出す。

2.理由を考える:なぜそのような出来事が起きているのかの理由を想像する。これが仮説となる。

3.その理由(仮説)を検証する:その理由の正しさを確認できる「反証」を考え出す。

4.別の理由を想像する:ある程度1~3のプロセスを進めたら、別の「正しさ」が確認できないかも想像する。3で反証をいろいろ考えていると、それが見つけ出せることが多い。

思索の進め方 - 倉下忠憲の発想工房

ブルシットジョブの問題はどこにあるか

ブルシットジョブは、「雇用の形態」であって「作業」を直接指しているわけではないと思うけども。

あと、bsjの問題はbsjそのものにあるわけではない気もする。

ジョブ型の場合は雇用と仕事内容が一致しているから、という側面があるのだろう。日本でそのまま使えるかは要検討。

「思う」と「考える」の違い

「読者のことを思う」のではなく、「読者のことを考える」。

相手によるコミュニケーション

こちらからは見えない、相手の努力によって成立していたコミュニケーション。ということにはなかなか気がつきにくい。

世界に対する推論

世界はどのようなものであるのかという信念。まずそれを推論に変える。自分の理解をもともと超える存在だと認識する。

スローな

スロー・ポリティクス、スロー・ニュース、スロー・SNS。

可能な限り加速して崩壊を目指す「革命」ではなく、可能な限り減速してプロセスそのものを変えてしまう変遷へ。とてもゆっくりと、非常に手間をかけ、遊び心を保ちながら。

私たちは書くことをせねばなるまい

「資本主義はどこまでも文盲的である」のならば、私たちは書くことをせねばなるまい。

苦労したHomeはうまく使えない

情報ツールのHomeを、三日ぐらいかけてメチャクチャ苦労して作り上げても、結局その「苦労」が原因でうまく使い続けられない結果となりがち。

ゴルディロックス有限性

ゴルディロックス有限性というか、創造力が十分にその翼を羽ばたかせられる有限性というのがあるように思う。