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第九十三回:Tak.さんと今年の振り返りについて by うちあわせCast

他者不在

「ウケそうなことを書こう」としているとき、他人のことを意識しているようでいて、そこには他者はいない。

アイコン見知り

Twitterでお互いにフォローしているわけではないのだけども、共通にフォローしている人がいて、その人がRTしてくれるので、アイコンを見ればあああの人だとわかるくらいの距離感があって、それをなんと呼ぶのかと考えてみたら、まさに「顔見知り」がぴったりだった。「アイコン見知り」でもいい。

攻撃者のバイアス

攻撃者としてポジションを獲得してしまうと、口が裂けても好意的な評を出せなくなるのは仕方がないとして、その人を情報源にしているとバイアスがそうとう大きくなるだろう。

間にある手つき

デジタルノートにおけるアイデアの扱いにおいて必要なのは、「頻繁に参照する」と「死蔵」の間にある手つきである。極端な二択ではなく、グラデーションを増やすこと。

極端な二択

極端な二択にすると、話はすごく簡単になるが、すごく簡単になった話はだいたい怪しい。

読書メモのやり方の要件

読書メモをどう取るか(あるいはとらないか)というのは、本によって違ってくるが、それ以上に最終的に何をするつもりなのかによって大きく変わる。

利便性と囲い込み

一つの情報ツールでユーザーがなんでもできるようにする、というのは利便性の提供であると共に、そのツールに囲い込むための施策でもある。後者が強まると、だんだん「ユーザーのため」感は薄れていく。

要注意な状態

選択肢が2択になっているときは、だいたい要注意。

自分の苦労、他人の苦労

自分が苦労していて他の人が簡単にやっているように見えることは、だいたい他の人も苦労しているもの。

捨てることとは、残すこと

「これを捨てよう」と決めているとき、「これ以外は残そう」と裏で決めている。

「すべて」には対応できない

すべての「気になること」をタスクにはできないように、必要な知識すべてを前もって教えることもできない。

社会という系

社会は一つの系をなしているわけで、ある部分で極端な主張をしていかにもそれが良さそうに聞こえても、その影響がどこか別の部分で生じるかもしれない、という想像力はあった方がよいのだろう。